2023年6月21日水曜日

ずいずいずっころばし

 テレビで、「かごめかごめ」「花いちもんめ」など、懐かしい童謡とともに遊んでいる風景を家族でみていたら、子供は、「聴いたことはあるけど、遊んだ記憶は無い。」と言った。なんと家内までも「遊んだことは無い。」と言ったので、ビックリ仰天。「保育園の時の定番の遊びだろが・・・」と思ったのだが、考えてみると故郷を離れてからは、そんなことして遊んでいる子供は見たことが無い。「ずいずいずっころばし」にしても同じこと。なので、その唄と意味(解釈はいろいろありますが)をご紹介。

ずいずいずっころばしゴマみそずい 茶壺に追われてトッピンシャン抜けたらドンドコショ 俵のネズミが米食ってチュウ、チュウチュウチュウ おっとさんが呼んでもおっかさんが呼んでも行きっこなしよ 井戸のまわりでお茶碗欠いたのだあれ

胡麻味噌を摩っていると、お茶壺道中(将軍様にお茶を献上する)が来るというので、家の中に入って戸をピシャリと閉めてやり過ごす。お茶壺道中が通り過ぎると一息つけるのだが、この騒ぎに、俵から米を取り出し食べていた鼠が驚いてチュウと鳴いたり、たとえ両親に呼ばれても決して外に出てはいけません、と言っているのに、喉が渇いた子供達は井戸に集まり、争って水を飲んだので、お茶碗を割ってしまった。


ムジカ