2020年4月8日水曜日

湾岸ミッドナイト名言集

湾岸ミッドナイトという漫画が好きで何冊か持っています。
首都高、湾岸道で最速を目指す改造車のドライバーと
改造屋さん(チューナー)のお話なんですが、登場人物たちが
本当にいいこと言うんで一部を抜粋。

※たとえば 何かを始めるとする。スポーツでも
いいし、絵でもいいが努力するほど見返りはあり
日々 上達する。それは楽しい。
   ところが あるところにくると 動きが立ち止まり
進まなくなる。 
 いわゆる8割。とりあえずそれなりの形になった
レベルだ。
  そこから上、8から10までは信じられないぐらい
進まない。
 本当にちょっとずつ 少しずつだ。
 楽しめるといいよナ その少しずつの進みを。

※例えばEgを組む…… 
その作業自体に意味がある、
つまり付加価値の「ある作業」と「ない作業」がある。
 実は作業における5割以上がそんな
「付加価値のない」作業なんだ。
「付加価値のない」作業は効率よく削れば労力は
軽減されてコストも下がり利益も増す。
無駄を「削らず残した」Egと
無駄を「削った」Eg。
 見た目も性能も大きな差などない。
 それどころか効率を優先し無駄を
削ったほうが良い場合が多い。
 だが…… 
残した無駄は磨かれていくうちに顔を変える。
無駄を削り、効率を求めたものは必ず大事な
「何か」が消えてゆく。
手間をはぶくと 得るモノもはぶかれる。
 覚えとけ。見返りを求めたら大事なコトは手に入らない。
人の気持ちも、そして車もだ。そこがポイントだろうナ。
 かけたコスト(代償)を車から回収しようとしても
それは無理だ。

※何もないところから経験やノウハウそれらを
ベースに無駄やミス、工夫を繰り返し長い時間
をかけ起こした1とそれを見て、効率よく2に
して3にする。それは全然別のもの。
まるきり次元の違う話だ。

※今では業者間なら300万で上物が手に入る
ポルシェターボのモノコックを切って
クロモリ鋼でパイプフレーム化。
20年も前ならユメのユメのまたユメの話だ。
高価だった高硬度のクロモリ鋼もポルシェの
ボディも簡単に今ではいくらでも調達できる。
 じゃあ価値はオチたのか?
 高価で貴重じゃないからもう価値はないのか?
ちがう。そのモノの価値はオチない。
ただモノの価値に気づかない人間が増えただけだ。

※すべてのコトがわかりにくい。
要領わるく 非効率なモノは、
人でもモノでも避けられる。
 だが その中に探す「何か」が必ずある。

※壊れるエンジンには壊れるワケがあり
事故った奴には事故るワケがある。 
たまたまとか 偶然 運が悪くてとか…… 
そーゆうのはないんだ。
なるべくしてそうなる理由が いつも
必ずある 。

※いいトコはともかく ネガな悪癖
とかは変えていきたいと思いますよね。 
 でも それをすると 結局大事なトコ
も消えていきそうな そんな気がして……
わかってれば それはもう悪癖じゃあ
ないだろうって

※メイドインジャパン。
優れてて 信頼性があって そしてコスト
も抑えられている。
 人件費もけして安くない日本でなぜ今でも
ソレができるのか……? 
 つまり それがギセイですよ。
どんなコトでもいいモノ(仕事)は絶対に
ギセイの上でしか成り立たないんですよ。

滲みるねェ…(笑)
byたかにゃん